『 Back East 』／Joshua Redman
NONESUCH　　WPCR-12643

今、最もノリに乗っているサックス奏者ジョシュア・レッドマンの、サックス、ベース＆ドラムスの可能性を極限まで追求したお洒落でスピリチュアルでリズミックな最新作。近年西海岸を活動の拠点としてきた彼がNYのスタジオでレコーディングを行った結果、“西から東への帰還(back east)に成功”と高評価を獲得。その曲目には、コルトレーンやW・ショーター、彼のオリジナルや世界の民族音楽などが並んでいます。“伝統と革新”をもって今日のジャズ界をリードするプレイにご注目下さい！

『 Amanecer 』／JOEY CALDERAZZO
MARSALIS MUSIC　　UCCM-1114

天才ピアニスト、ジョーイ・カルデラッツォ待望のニュー・アルバムが登場！しっとりと甘いピアノ・ソロを中心に、ヴォーカル、ギターとのトリオやデュオなど様々なスタイルの演奏に挑戦。マイケル・ブレッカー＆ブランフォード・マルサリスというジャズ・シーンの2大重要人物から寵愛を受けてきた彼は、本作を通して更なる新境地を開拓。故・ブレッカーとの深い絆も所々で感じ取れます。とても心地良い作品に仕上がっているので、コア・ジャズ・ファン以外にも是非オススメしたい1枚です。

『 I'M OLD DASHIONED 』／MARGARETA BENGTSON
Spice of Life　　PCD-23916

スウェーデン実力派女性シンガー、マルガリータ・ベンクトソンのデビュー作は、隠れた名曲や世界中で愛されてきたスタンダードなど計10曲を収録しています。8人のスウェーディッシュ・ミュージシャン＆フル・オーケストラをバックに、彼女の優しいソプラノ・ヴォイスが漂う音世界はまるで甘く切ない映画のよう！朝のひと時から真夜中の静寂まで、聴く者の心をゆったりとほぐしてくれる彼女の声に癒されてみてはいかがでしょうか？

『 Return To You 』／Sara Gazarek
OMAGATOKI　　OMCZ-1024

サラ・ガザレク、待望の2ndアルバムがついに登場！ノラ・ジョーンズ以降、注目が集まっている新世代オーガニック系ジャズ・ヴォーカル界で、今やガザレクはなくてはならない存在。今回の作品でも超一流スタッフ＆ミュージシャン達が脇を固め、スタンダードやオリジナル曲はもちろんのこと、有名ポップ・アーティストの楽曲や映画音楽までをもカバーしています。ジャズ・アルバムだけど、どこか懐かしいアメリカン・ポップスを彷彿させるところがこれまたニクイ！豪華ボーナス・トラック付きの日本先行リリースです！

『 PARIS, NEW YORK 』／THIERRY TRIO
Ward Records　　TKCW-32169

98年の録音後、レーベル事情により入手困難だった幻の作品がついに再発！フレンチ・ジャズ界の新星、ティエリー・マイラード(p)による本アルバムは、ジョン・パティトゥッチ(b)、デニス・チェンバース(dr)という超大物2人を迎え、アグレッシヴにフロウして魅せた知る人ぞ知る名作。彼らが弾き出す重量的且つ繊細な4ビートは迫力満点で、まさに美しいと言わざるを得ません。聴き応え充分なのに聴きやすいので、ピアノ・トリオ・ファンでなくとも楽しんで頂ける作品です。

『 play it loud！ 』／S. Mos Quintet
INFLUENCE　　XQBV-1008

今フランスで、最も熱いジャズ・ファンク・グループは何と言っても彼らでしょう。S. Mos (p)を中心に一曲目からノリノリで突っ走り、今にも踊り出したくなるような凄まじいプレイが最後まで続きます。グルーヴィンなリズム・セクションがビートを刻み、フロントではペット＆サックスがメロディーを唄うという伝統的フォーメーション。現代的アプローチで進行しつつも、ジャズのスピリットをしっかりと継承。全ての楽器がキラキラと輝いて、お洒落で元気の出るアルバムに仕上がっています。

『 THE ENCHANTMENT 』／Chick Corea and Bela Fleck
Stretch Records　　UCCO-1004

第79回グラミー賞「ベスト・ジャズ・アルバム&アレンジメント」を受賞のピアニスト、チック・コリアと、「ベスト・コンテンポラリー・ジャズ・アルバム」を受賞したバンジョーのベラ・フレックによるデュオ作品。これまでにも二人は共演や交流を続けており、ピアノとバンジョーという異色の組み合わせでありながら、テクニックも構成もソロもユニゾンもかっちりと決めてくれています。まさにトップ・ノッチ・プレイヤー！スペインの香り漂う「魔法の世界」に吸い込まれてしまいそうになるので、ご注意を。

『 LIVING ROOM 』／SCAT
Nalyd　　NACD3240

オーストラリア発、4人組のジャズ・コンボ、”スキャット”が日本初上陸！スキャットを楽しめるオリジナル・チューンやスタンダード、ラテンからファンクからインストまで、ジャズ・コンボとしての実力を充分に見せつけてくれる作品です。しっかりとした土台に、若者らしい新感覚と活きの良さを兼ね備えた彼らの演奏は、CDなのにまるでライヴみたい！どうやらコイツらは只者ではないようです。

『 prog 』／the bad plus
Heads Up　　UCCM-1122

バップラがまたやって来た！レーベル移籍後の第一弾として、今回もプログレッシヴでダイナマイトな演奏を聴かせます。ジャズはもちろんのこと、ロック＆インテリ・ポップ的要素もテンコ盛りな一枚で、あのRolling Stone誌も「ハード・ロックのスピリットを持ったピアノ・トリオだ」と絶賛！彼らの手に掛かった瞬間、音楽が力強く動き回り骨に響いてくるのがわかります。オススメの一枚なので是非聴いてみてください！

『 Tsuki 』／Annekei
ZAIN　　ZACA-5002

新世代ジャズ･ディーヴァの中で各方面から最も熱い注目を浴びるアンナケイ待望の2ndアルバム！とってもキュートで才能溢れる彼女の前作は“ADLIB Award海外ニュー・スター賞”を受賞。
ノラ・ジョーンズ以降、今最も注目されている女性ヴォーカリストとして話題沸騰中です。今作もDIMENSIONを始め日本のトップ・プレイヤーが応援に駆けつけ、スタイリッシュで温かなサウンド漂う期待通りの内容になっています。ジャズ・ファン以外にも心地良い一枚ですので、是非是非聴いてみて下さいね。
　 アンナケイからリスナーの皆様へメッセージ　
　「皆さん、アンナケイです！日本での２ndアルバム、『Tsuki』をリリースしました。みんなに曲紹介が出来るなんてとっても幸せ。私たちは皆、生きて行く中で愛や平和を模索し続けてるんだと思う――それを探し当てるのはすっごく難しくって、時には何だか怖くなったりもするんだけど。だから忘れないように曲を書くの。自分自身の中に存在するものとか、人との絆や、「ガンバレ」って人を励ますこと、夢を諦めないこと、それから何があっても「愛」を忘れないって思いを込めてね:-)　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 Minasan, yoroshiku onegaishimasu! - Annekei」　　　　　

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『 L'Hymne A L'Amour 』／Richard Galliano Quartet featuring Gary Burton
VIDEOARTS MUSIC　　VACM-1309

マエストロ×マエストロ！アルゼンチン・タンゴの巨匠、アストル・ピアソラを敬愛してやまない二人のアーティストが共演。アルゼンチン・タンゴに彼ら独自のジャズ要素が加わり、新しいタンゴ・ジャズが生まれました。ヴィブラフォン（バートン）とアコーディオン（ガリアーノ）という組み合わせは珍しいはずなのに、どこか懐かしく、そしてとっても優しく響いてきます。楽曲はピアソラを中心に、ビル・エヴァンスからなんとバッハまでがラインナップされています。まさに彼らの想いの全てが詰まった一枚ですので、どうぞ耳を傾けてじっくりと聴いてみて下さい。

『 Nico Morelli 』／Nico Morelli
Influence 　　XQBV-1010

脅威のピアノテクを持つイタリア人、ニコ・モレリ出世作！クラシック音楽の影響を強く受けている彼は、まるで絵を描いたり詩を歌うようにハーモニーとメロディーを響かせます。名ドラマーや名ベーシスト達がこの若き才能をサポートしており、かなりの上質アルバムに仕上がりました。高度なテクニックに度肝を抜かれたかと思えば、バラードではしっとりと叙情的に聴かせてくれます。これからも彼からは目を離せません！