Usen C50 画像Only
2007年 09 08 07 06 05 04 03 02 01
2006年 12 11 10 09 08 07 06 05 04 03 02 01
2005年 12 11 10 09 08 07 06 _05_04_03 02

2007年09月

2006-09-03


『 abyss 』/Chihiro Yamanaka
Universal  UCCJ-2060

ファンの皆様お待たせしました。山中千尋(p)、待望のニュー・アルバムの登場です。彼女は今回ビセンテ・アーチャー(b)&ケンドリック・スコット(ds)とトリオ組み、オリジナル楽曲をはじめ現代的なアレンジを施したスタンダードやポップスなどバラエティに富んだ内容で魅せてくれます。ピアノの美しさや力強さ、NY最先端のジャズと彼女の個性あふれる作曲・アレンジ・演奏がぎっしりと詰まった1枚をお試しあれ。

0:39:12 Usen C50 2007年09月03日1枚目 『 abyss 』/Chihiro Yamanaka
1 Lucky Southern(05分06秒)
2 The Root Of The Light(05分42秒)
3 Medley:Sing,Sing,Sing〜Give Me A Break(06分50秒)
4 Take Me In Your Arms(04分42秒)
5 For Heaven’s Sake(04分51秒)
6 Giant Steps(04分47秒)
7 I’m Gonna Go Fishin’(07分14秒)

『 WHEN YOU WISH UPON A STAR 』/KEN PEPLPWSKI QUARTET
VENUS  TKCV-35406

テナーとクラリネットをここまで同等の素晴らしさで吹き分けた奏者は他に存在するのでしょうか?―――もともとクラリネット奏者として知れれるケン・ペプロフスキーが、今回もクラリネットとテナー・サックスの両方を聴かせます。全曲をテナー・バージョンとクラリネット・バージョンで吹き分け、2つの楽器の魅力を最大に引き出すと共に、歌心まであふれ出ているのだからファンにはたまりません。どちらを吹いてもバラードがまるで歌のように聴こえてしまうあたりは、心憎いかぎりです。お酒のお供に◎

0:41:34 Usen C50 2007年09月03日2枚目 『 WHEN YOU WISH UPON A STAR 』/KEN PEPLPWSKI QUARTET
1 Good Morning Heartache (テナー・サックス編)(06分44秒)
2 Good Morning Heartache (クラリネット編)(07分11秒)
3 Cry Me A River (テナー・サックス編)(07分43秒)
4 Cry Me A River (クラリネット編)(07分08秒)
5 When You Wish Upon A Star (テナー・サックス編)(05分26秒)
6 When You Wish Upon A Star (クラリネット編)(07分22秒)

『 the very thought of you 』/emilie-claire barlow
Victor  VICJ-61527

大型ジャズ・ヴォーカリスト作品を輩出し続けているカナダのジャズ・シーンから、またまたご機嫌な1枚が登場です。ヴォーカリストの名前はエミリー・クレア・バーロウ。そのセクシーで心地良い歌声に、どれだけのリスナーが癒されてきたことでしょう。聴く者すべての心を捉えて離さない透明感ある声質と、遊び心が見え隠れする彼女のスキャットは必聴モノ。オススメはエミリー自身がシェイカーを振り、英・ポルトガル語の両方でアヒルやガチョウのオノマトペア(=擬声)を披露する「O・Pato(The Duck)」です。ボサノバ・サウンドが心地良くって、エミリーが可愛くって、心がくすぐられちゃいますよ!

0:39:13 Usen C50 2007年09月03日3枚目 『 the very thought of you 』/emilie-claire barlow
1 The Very Thought Of You(06分39秒)
2 Almost Like Being In Love(03分48秒)
3 O Pato(The Duck)(03分37秒)
4 Les Yeux Ouverts(Dream A Little Dream) (フランス語ヴァージョン)(04分47秒)
5 Pennies From Heaven(04分27秒)
6 What A Little Moonlight Can Do(05分24秒)
7 Surrey With The Fringe On Top(05分01秒)
8 So Many Stars(05分30秒)

2006-09-10


『 MEXICO EXPRESS 』/FINE WINE TRIO
Another Side Of Jazz  QSCA-1037

「こんなピアノ・トリオ今までにあったっけ?」――そう言ってしまいたくなるのも無理はありません。なんたってドラム・プレイヤーのR.B.カップが、渋い声でとびっきりスウィンギーに、しかも楽しそうに歌っちゃうのだから。そして、このトリオのもう一方の魅力は、キューバン・ジャズの重鎮ガブリエル・ヘルナンデス(p)の華麗なピアノや、名手ジョーン・パーラー(b)の力強いベース、そしてR.B.カップの歌うようにリズムを刻むドラムでもあります。超絶的なテクニックを持つ3人は、あえて聴きやすいスタンダードを選曲し、結果、洒脱さ溢れる必聴盤が誕生しました☆

0:43:23 Usen C50 2007年09月03日1枚目 『 MEXICO EXPRESS 』/FINE WINE TRIO
1 Night And Day(05分58秒)
2 I Don’t Stand A Ghost Of A Chance With You(04分46秒)
3 Diggin’ It All(03分33秒)
4 Dolfin Dance(06分46秒)
5 On The Sunny Side Of The Street(04分11秒)
6 Mexico Express(03分19秒)
7 Purple Dreams(05分43秒)
8 Monk’s Mood(04分45秒)
9 It Could Happen To You(04分22秒)

『 I COMME ICARE 』/NICOLAS FOLMER
Influence  XQBV-1012

フレンチ・トランペッターの雄、ニコラ・フォルメルの初リーダー・アルバムが遂に日本に届きました。きっと皆さんは一曲目からニコラのプレイに恋をしてしまうことでしょう。高度なテクニックを誇る彼のトランペットは、何故かフリューゲルホルンのように柔らかくて温かいのだから。本作でニコラは、アルフィオ・オリリオ(p)やアイラ・コールマン(b)、そしてアンドレ・チェッカレリ(ds)といった腕利きリズム・セクションのサポートを得、水を得た魚のように自身のワールドを展開させます。ステファン・ギヨーム(sax, fl)も数曲参加しており、聴き応え大の内容になっていますので是非ともご一聴下さいね。

0:45:56 Usen C50 2007年09月03日2枚目 『 I COMME ICARE 』/NICOLAS FOLMER
1 I Comme Icare(06分22秒)
2 Iona(05分45秒)
3 Le Phoenix(03分47秒)
4 Reve(05分30秒)
5 Spartacus(05分27秒)
6 Les Naiades(05分40秒)
7 Esterel(08分08秒)
8 Ma Maire(05分17秒)

『 Bebopish Rubbish Rabbit 』/Carsten Dahl Trio
Marshmallow Records  MMEX-115

とっても可愛くって、やんちゃ度全開のピアノ・トリオはいかがでしょうか?前作『ブルー・トレイン』と同じメンバーが集結し、今回も素晴らしい作品が完成しました。カーステン・ダール(p)をリーダーに、レナード・ギンマン(b)とフランス・リフベア(ds)が脇を固めます。「最高のジャズはファースト・テイクにあり」と彼らが言うだけあって、大半が1テイクで終わったそうです。どの演奏にも音楽の生命が宿り、どんな曲でもハッピーに変身させてしまう様はアッパレという他ありません。ちなみにジャケットは前作同様、ダールの愛娘セリーナちゃん(4歳)が描いたイラストです。スウィートでしょ?

0:30:39 Usen C50 2007年09月03日3枚目 『 Bebopish Rubbish Rabbit 』/Carsten Dahl Trio
1 When You Wish Upon A Star(04分28秒)
2 What Is This Thing Called Love(03分10秒)
3 Bebopish Rubbish Rabbit(03分41秒)
4 Someone To Watch Over Me(05分18秒)
5 A Night In Tunisia(02分54秒)
6 Mitsuo After Dark(05分07秒)
7 You And Night And The Music(06分01秒)

2006-09-17


『 Migration 』/Antonio Sanchez
Videoarts Music  VACM-1317

アントニオ・サンチェス(ds)の初リーダー作品が遂にリリースに至りました。ご存知の方も多いと思いますが、A.サンチェスは、パット・メセニーやダニーロ・ペレスを支えてきたドラマーであり、今日の“First-Call Player”(ミュージシャン達が最初に声を掛ける奏者の意)としても有名です。音楽性、繊細さ、テクニック、ダイナミズムやスタイルの幅広さ、ソウルフルで深いプレイなど何もかもが文句なしという定評があり、ジャズ・プレイヤーやリスナーとしては目が放せない逸材です。そんなサンチェスの本作は、クリス・ポッター(ts)&デヴィッド・サンチェス(ts)という硬派テナー陣がフロントを飾り、スペシャル・ゲストとしてパット・メセニー(g)&チック・コリア(p)が参加しているという超の付く豪華盤。リリカルかつ物語的な展開が、聴く者の心にきっと何かを語りかけてくれるはず。ホンモノ志向のあなたに聴いてほしい、そんなオススメ盤です。

0:44:46 Usen C50 2007年09月17日1枚目 『 Migration 』/Antonio Sanchez
1 One For Antonio(09分01秒)
2 Arena(Sand)(09分30秒)
3 Challenge Within(08分45秒)
4 Ballade(06分29秒)
5 The Hummingbird(06分23秒)
6 Solar(04分38秒)

『 Breakfast on the morning tram 』/Stacey Kent
EMI  TOCJ-66389

柔らかな陽が射す休日の午後に、ふと聴きたくなるようなヴォーカル作品をご紹介します。レイ・バックな上にとびっきりキュートな声の持ち主は、ステイシー・ケント(vo)。NY生まれの彼女は、パリで学生時代を過ごし、現在ロンドンを拠点に活動している実力派ヴォーカリストです。このレコーディングで彼女は、英語とフランス語を素敵に歌い分け、軽やかな都会的サウンドの演出を見事にやってのけました。今回のポイントは、なんといっても彼女の2人の強い見方でしょう。1人目はステイシーの夫で、プロデューサー件ホーン・セクション担当のジム・トムリンソン。2人目は、今回のオリジナルの作詞を手掛けた石黒一雄です。同氏は英国最高の文学賞を受賞した日本生まれの英作家です。ステイシーの魅力と、色々な人達の色々な魅力が重なって、聴き応え◎の心地良い作品が誕生しました。

0:31:03 Usen C50 2007年09月17日2枚目 『 Breakfast on the morning tram 』/Stacey Kent
1 The Ice Hotel(05分27秒)
2 Ces Petits Riens(03分21秒)
3 I Wish I Could Go Travelling Again(04分06秒)
4 So Many Stars(04分01秒)
5 Samba Saravah(03分49秒)
6 Breakfast On The Morning Tram(05分53秒)
7 What A Wonderful World(04分26秒)

『 A Swinging Rendezvous 』/Jan Lundgren
Marshmallow Export.  MMEX-114

お洒落で、カッコ良くって、思いっきり軽快にスウィングするピアノ・トリオはいかがですか?それならヤン・ラングレン・トリオが、オススメです。この10年の中で、ラングレン(p)がジャズと最も正面から対峙したという本作では、「Kelly Blue」、「Soul Eyes」、「Well You Needn't」といったジャズの名曲がずらりとラインナップされています。ベースにイェスパー・ルンゴー、ドラムにはアレックス・リールを迎え、3人のバランスの取れたインタープレイが行き交う様はまさにお見事。ひたすらメロディックにスウィングし、ジャズの魅力がギッシリと凝縮された本アルバムからは、何故だか古き良き50年代の香りが漂ってきませんか?

0:44:05 Usen C50 2007年09月17日3枚目 『 A Swinging Rendezvous 』/Jan Lundgren
1 Keep It Moving(05分35秒)
2 Soul Eyes(06分28秒)
3 Billy Boy(06分13秒)
4 Kelly Blue(05分10秒)
5 Well You Needn’t(05分32秒)
6 Blues In The Closet(03分45秒)
7 Lament(06分35秒)
8 Whims Of Chambers(04分47秒)

2006-09-24


『 River:the joni letters 』/Herbie Hancock
Universal  UCCV-1100

巨匠ハービー・ハンコック(p)の新作が届きました。今回ハービーがテーマに選んだのは、カリスマ的シンガー・ソングライター=ジョニ・ミッチェル。ハービーとジョニは、70年代から互いをインスパイアし合い、互いの作品にゲスト参加したこともある間柄。本作ではジョニ本人を始め、ノラ・ジョーンズやコリーヌ・ベイリー・レイ、ティナ・ターナーやルシアーナ・ソウザなどをゲスト・ヴォーカリストに迎えつつ、ハービーならではの感性で、ジョニの詩の世界観を見事に再構築しました。バンド・メンバーのウェイン・ショーター(ts, ss)、デイヴ・ホランド(b)、ヴィニー・カリウタ(ds)、リオーネル・ルエケ(g)もきっちりと良い仕事をしていて、聴く者の心に触れる1枚となっています。ジョニの名曲「青春の光と影」や「リヴァー」などを叙情的で洗練されたアコースティック・ジャズの香りと共にお楽しみ下さい。

0:49:05 Usen C50 2007年09月24日1枚目 『 River:the joni letters 』/Herbie Hancock
1 Court And Spark(07分35秒)
2 Edith And The Kingpin(06分32秒)
3 Both Sides Now(07分39秒)
4 River(05分26秒)
5 Tea Leaf Prophecy(06分33秒)
6 Amelia(07分28秒)
7 A Case Of You(07分52秒)


『 alone together 』/AKIRA MATSUO TRIO
Terasima Records  TYR-1001

レーベル「寺島レコード」の発足第1弾、寺島靖国プロデュースによる『アローン・トゥゲザー』。寺尾明(ds)、寺村容子(p)と嶌田憲二(b)によるトリオが、哀愁とガッツいっぱいの三分間芸術をお届けします。トリオの旨味をググッと凝縮させ、水増し演奏いっさいナシの本アルバムには、演奏のエッセンスや真髄のようなものが極めて短い時間の中に濃縮されています。とにかく耳を傾けてみて下さい――生々しいシンバルと瑞々しいピアノ、そしてベースの木深く弾ける音が溢れんばかりに湧き出してきませんか?その演奏もさることながら、選曲や音質も超一流と言わざるを得ません。どうやら、これからも目が離せなくなりそうです。

0:31:01 Usen C50 2007年09月24日2枚目 『 alone together 』/AKIRA MATSUO TRIO
1 Hank's Mood(03分17秒)
2 Alone Together(04分08秒)
3 No Bass(03分54秒)
4 Tennessee Waltz(03分49秒)
5 Take Me In Your Arms(03分19秒)
6 Autumn Leaves(03分19秒)
7 Tico Tico(02分41秒)
8 Bye Bye Blackbird(03分16秒)
9 Sonora(03分18秒)


『 LOVE STORIES A Collection Of Intimate Love Songs 』/Tim Hauser
King Records  KICJ-522

「心に届く声を歌えるのが良い歌手だと思う」――そう言うのはティム・ハウザー(vo)。ジャズ・コーラス界のトップを走る「マンハッタン・トランスファー」のリーダーである彼は、見た目からは想像も付かない程(!)の甘く艶やかな声の持ち主。ジャズ&ポップス・ヴォーカルにおける造詣の深さがピカイチというハウザーは、円熟した声の世界を魅せてくれます。全曲録り下ろしの本アルバムで、マントラとは一味異なる絶品のコーラス・ワークがキラリと光り、全曲ラヴ・ソングという演出がかなりニクイ!また、ボサノヴァ・チューンの、ハリー・アレンによるサックスも聴きどころですよ。

0:39:54 Usen C50 2007年09月24日3枚目 『 LOVE STORIES A Collection Of Intimate Love Songs 』/Tim Hauser
1 Misty Roses(04分24秒)
2 Prosoner Of Love(03分05秒)
3 HeartStrings(05分05秒)
4 Nina Never Knew(03分57秒)
5 Love Wise(04分54秒)
6 I Didn't Know They Were Having A Spring This Year(03分27秒)
7 My Little Brown Book(05分39秒)
8 Two Cigarettes In The Dark(03分20秒)
9 I'm Just A Fool(03分36秒)