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2008年 08 07 06 05 04 03 02 01
2007年 12 11 10 09 08 07 06 05 04 03 02 01
2006年 12 11 10 09 08 07 06 05 04 03 02 01
2005年 12 11 10 09 08 07 06 _05_04_03 02
2008年08月
8/25 | |||||||||||||||||||||
MOJO(XQAM-1312) 『 BLUE MINOR 』/JUNIOR MANCE TRIO 現役ストレート・アヘッド・ジャズの巨匠=ジュニア・マンス(p)が、ゲストにヒューストン・パーソン(ts)を迎えた最新作!ピアノ・トリオのラインナップの中に、数曲サックス・カルテットが入る構成です。ベテランにしか出せないコクのある味で弾くマンスと、冒頭から勢いに溢れたブローで登場してくるパーソン。なんともブルージーで感情に訴えるプレイながらも、さらりと心地よく聴かせてくれます。お馴染みのスタンダード曲が中心ですので、初心者からベテランのジャズ・リスナーまで楽しむことが出来るオススメ盤ですよ。
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VENUS(VHCD-1011) 『 Gentle Ballads V 』/Eric Alexander Quartet バラードの美学を探究するエリック・アレキサンダー(ts)のジェントル・バラッズ・シリーズ第三弾。ディープなテナー・サウンドとパッション溢れるソウルが感動を呼ぶ究極のバラード集です。いつも『ジェントル・バラッズ』シリーズでは選曲の良さに感心させられますが、今回も全てよく知られたスタンダードばかり。線の太さや温かさがコルトレーンを彷彿させつつ、独自のフレーズの使い方などが彼自身の味としてよく表現されています。自慢のオーディオ機器で、夜中に一人ひっそりと聴きたくなるような一枚です。
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M & I(MYCJ-30471) 『 L'amour 』/AWA ―〈声〉の感触に魅せられる。歌われているのは美しいフランス語だが、〈声〉の質に独特のコクがある。純粋なフランス人のそれよりしなやかで、艶やか深みが感じられる(中条省平、フランス文学者)― セネガル系フランス人にして、ローマに活動の拠点を置くジャズ・シンガー=アワのデビュー作!彼女はセネガルの現地語ウォルフ語のほか、フランス語、英語、スペイン語、イタリア語をマスターしたという俊英。写真を見ると、エネルギッシュに歌いそうな感じですが、実際の彼女は甘酸っぱく爽やかな歌い方をする情緒派。スタンダードやシャンソン、さらにスティングやジェーン・バーキンスやポール・モーリアの楽曲などポップス系も取り上げ、聴きやすい内容に仕上げているのも好印象です。
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8/18 | |||||||||||||||||||
P-VINE(PCD-93152) 『 PARKDALE 』/Elizabeth Shepherd 洒脱で、ナチュラルで、スウィンギーで、アコースティックな、歌とピアノ――。衝撃のデビュー・アルバムから2年、カナダが生んだ美しき才女=エリザベス・シェパード(vo, p)待望のセカンド・アルバム!飾らず新鮮な彼女のジャズは、世界中で賞賛を浴びでします。本アルバムは、UKが誇る希代のサウンド・クリエイター=ノスタルジア77をプロデュースに迎え、モーダルで美しい彼女の世界観が開花した傑作。ジャズ・ファンは勿論のこと、クラブ・ジャズ・ファンやポップス好きなジャズ・ファンにも気に入って頂けること間違いなしです!
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SONY BMG(88697177972) 『 Ernest Jodos Trio 』/Ernest Jodos Trio オシャレ・カフェよりジャズ喫茶嗜好。濃くて深いコーヒーのように薫りたつピアノ・トリオはいかがですか?俄然注目のアルゼンチン・ジャズ・シーンですが、その中でもNo.1として呼び声の高いのがエルネスト・ホドス(p)。彼が今回挑むのは、リー・コニッツやウォーン・マーシュといった白人ジャズ・アーティスト達の楽曲です。それをそのままカヴァーするのではなく、現代らしく様々なスタイルを経た上にラテンのフレイヴァーもほんの微量混ぜながら、実に良質な現代ジャズ・ピアノ・サウンドに仕立ています。黙ってコーヒーを(ブラックで)飲みたくなるような、アロマ感漂う濃厚なシロモノですよ。
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RED RECORDS(RR-123311) 『 THE BEST THING FOR YOU 』/EMANUELE BASENTINI & CARLO ATTI 種も仕掛けもなし。ご機嫌にスイングするイタリアン・ハード・バップ!エマヌエーレ・バゼンティーニ(g)がスタンダード・ナンバーを中心に、ストレートにスイングするモダン・ジャズ・ライクな演奏で魅せます。注目すべきは、ギターの歌うようなメロディ・ライン。「晴れた日」の雰囲気を良い具合に醸し出していて、暑さなんて何処かに飛んで行ってしまいそうになります。こういう新譜が聴きたかったんだ、というファンの声が聞こえてきそうな1枚です。コレは本当に「買い」です!
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8/11 | |||||||||||||||||
MAX JAZZ(MXJ-407) 『 NOVEMVER 』/JEREMY PELT この夏イチオシの推薦盤!NYの超多忙な人気トランペッター=ジェレミー・ペルト(1976年カリフォルニア生まれ)の、コンボ編成による自作曲集。本作の特徴は、リズム形式やテンポが多様に変化し、ハードボイルドでビターなサウンドでしょう。コンテンポラリー・ジャズの醍醐味が味わえる、甘さ控えめのコワモテ盤に仕上がっています。タイトルが「November(11月)」ということで、真夏の暑い気分を冷ましてくれそう!
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KING RECORDS(KICJ-539) 『 Modern Antique 』/Robin McKelle 本格派のジャズ・ヴォーカリストとして欧米で人気を獲得している=ロビン・マッケル(vo)が、ビッグ・バンドを従えての新作をリリースしました。野太くて繊細でクールでスウィンギーな歌いかたをする彼女の本作は、なんとフランスのジャズ・チャート(IFOPチャート)で1位に輝いたシロモノ。現代的な演奏の中にも、エラ・エラフィッツジェラルドやサラ・ボーンの影響が見え隠れしています。見てくれだけのヴォーカリストが多いとお嘆きの貴方、是非一度このアルバムを聴いてみてください。
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自主制作(N.A.) 『 JOHN NAZARENKO TRIO WITH REUBEN ROGERS & ERIC HARLAND 』/JOHN NAZARENKO NYのベテラン・ピアニスト=ジョン・ナザレンコの初リーダー・アルバム。教育者としての活動が主だった為に今まで表舞台に出てこなかった人物ですが、オッド・オブライエンやビル・チャーラップに通じる歌心を感じさせるピアニストです。有名スタンダードの中にローリング・ストーンズの楽曲が違和感なく溶け込んでいるあたりも、センスの良さを窺わせます。ルーベン・ロジャース(b)、エリック・ハーランド(ds)という一流のリズムセクションを起用したのも大正解!貴重なピアニストの自主制作盤なので、これは要チェックですよ。
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JAZZ HEAD(HEAD061) 『 SOMETIMES I FEEL 』/ALISON WEDDING アメリカ・テキサス出身ながらそのキャリアをオーストラリアでスタートした歌手=アリソン・ウェディングによる作品。彼女は、ダイアン・リーヴスやジョー・ウィリアムスのバックヴォーカルを務めた他、オーストラリアのBELL AWARDSで賞も獲得する実力派。ギターのフィーチュアされたフォーキーなアレンジをバックに、包み込むような暖かな歌声を聴かせてくれます。
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8/4 | |||||||||||||||||||||
CAMERATA TOKYO(CMSB-28022) 『 Playground 』/Tamir Hendelman 「創意に富んだ、ピアニスティックなフレーズに魅了され、今後の彼の演奏を聴くのが楽しみになってきた。(―オスカー・ピーターソン)」 かのピーターソン氏にそう言わしめたピアニスト=タミール・ヘンデルマン、待望の初リーダー作。実は彼、クレイトン=ハミルトン・ジャズ・オーケストラやナタリー・コールの伴奏者としても目下活躍中の売れっ子ピアニストなんです。本作のリズム隊には、もちろんジョン・クレイトン(ds)とジェフ・ハミルトン(b)コンビが参加!気分よく聴けるスタンダード曲とヘンデルマン自身のオリジナル曲で構成されている本作は、どなたでも楽しんで頂けるご機嫌な1枚に仕上がっています。
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Wider Look (WLK-002) 『 Un Lungo Viaggio 』/Gianluca Caporale カッコ良くて最高にストレート・アヘッドな超オススメ盤が、またまたイタリアからやって来ました!コルトレーン直系の語り口と、ロリンズ系の無骨さを持ったこのテナー=ジャンルカ・カポラーレが、バリバリのコンボ編成で挑みます。テナー1管のカルテット、トロンボーンが加わったクインテット、そしてファブリジオ・ボッソ(tp)が加わったシクステットと、フロントラインの多彩さを魅せ付けてくれる現代ハード・バップの快作に仕上がっています。HIGH FIVE QUINTETを筆頭にスタイリッシュな作品の多いイタリアン・ジャズですが、このストレートな熱さを持った作風は今日珍しいのではないでしょうか?これはかなり良いです・・・。
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Mode(MZCF-1169) 『 Simply 』/Sacha その熱い眼差しと官能的なささやき、そして異国の香り・・・。カーリン・アリソンが絶賛する南カリフォルニア生まれのニュー・ディーバ=サーシャ(vo)待望のデビュー・アルバム。一部ファンの間でジェニファー・ロペス似と囁かれている彼女が、英語・スペイン語、ポルトガル語、イタリア語、そしてフランス語という5言語を歌い分け、巧みな歌唱で魅せてくれます。ハートフルなエキゾチック・ワールドが広がる、こんな季節にはピッタリの1枚ですよ。
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